第2回のテーマは「O2O」です。これはAppleが提唱したiBeaconの用途の王道でもありますが、実際の空間で実装しようとした場合にどんなことが起きるのか、クーポン以外にどんな可能性が秘められているのかは、実はまだほとんど分かっていないのが現状だと思います。第1回で提供した技術の理解と実際の振る舞い体験を糧にして、道具としてのiBeaconが未来にどのような形で一般世間に溶け込んでいるかを体験するのが狙いです。
今回は岐阜県大垣市のインキュベーション施設「ドリーム・コア」内にあらかじめ十数個のビーコンを設置しました。ビーコンの情報を期間限定の「オープンデータ」として公開し、それぞれの空間を実際の商業空間や生活空間に見立ててました。
また、館内地図にビーコンの配置を表示し、訪問したビーコンの表示変化およびビーコンにひもづいたコンテンツ表示をするアプリケーションを用意しました。このアプリケーションはコンテンツをHTMLベースで簡単に制作できDropbox経由で更新できるものです。
このアプリケーションを利用し異なるスキルを持つ人々が集まってO2Oの様々なアイデアを出しあいました。短時間にも関わらず、6チームがそれぞれ成果をプレゼンテーションしました。
※iBeaconは、Apple Inc.の登録商標です。